岡山大学のキャリア教育の一環となるキャリアデザイン講義に登壇させていただきました。
長年関わっているPTAの仲間が岡山大学の准教授というつながりもあり、学生たちにITリテラシーのことをお伝えする機会をいただきました。
今回のコラムでは、キャリアデザイン講義の内容を紹介します。
タイトルはシンプルに「ITリテラシーとセキュリティ」です。
ITリテラシーとは?
「リテラシー(literacy)」とは、読解記述力です。物事を読み解き、理解し、説明できる能力です。
ITリテラシーの3つの要素についてお話しました。
1.情報リテラシー
情報を正しく使うための能力で、「情報を探し出す能力」「情報を精査する能力」「情報を使う能力」などを言います。
2.コンピュータリテラシー
コンピュータを操作する能力で、「Windows操作」、「Excel操作」、「プログラミング能力」などを言います。
3.ネットワークリテラシー
ネットワークやセキュリティに関する技術的な知識を理解する能力です。
今回は、その中でも情報リテラシーにまつわるお話をメインにしました。
現在のインターネットの世界とは?
全世界にあるといわれる約17億のWebサイトに流れている情報(データ)にはどのようなものがあるのかを60秒間に行き来している情報を図解した内容で伝えました。
たとえば、facebookでは1分間に293kのステータスがアップロードされていたり、youtubeでは1分間に400万を超える動画が見られているという膨大な情報の流れです。
また、17億あるWebサイトの約6%がダークウェブであるここと知っていただきました。
現在起こっているセキュリティインシデントを知っていただくのも大切です。
どのような種類のインシデントが多いのかを考えていただきました。
人間のミスによるインシデントが半数を超えることを分かっていただけたと思っています。
身の回りにあるネットトラブル
身近にあるネットトラブルの事例とともに、個人情報やプライバシー情報がいかに大切かをお話しました。
特に、ちょっとした情報の公開が他人や自分に多大な影響を及ぼし、トラブルになってしまうことを理解し、人間のミスほど怖いものはないことを知っていただきました。
「最恐の脆弱性は人間です。」
ここでもこのフレーズを使います。
これからのIT利用シーン
ITは各業界でどのように使われていくのか、AIはどのような発展を遂げるのかを問いかけました。
AIで無くなる仕事、無くならない仕事、新しくできる仕事などを考えてほしかったため、今回の講義の学習課題としています。
最後のまとめとして、新しい技術がすさまじい早さで開発されるITの世界では、自分自身のリテラシーの向上が最も大切であることをまとめの言葉として結びました。
今回の動画は岡山大学の講座コンテンツとして公開され、他にも日本ネクストキャリア協会のリカレント教育講座コンテンツとしても公開される予定です。
結論:IT利活用はリテラシーの向上から!
プラスエス(+S)はお客様にさまざまな”S”を提供します。
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