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偽情報とセキュリティ

2024年12月18日

インターネット上で拡散される「ディスインフォメーション(偽情報)」は、生成AIの進化により深刻化しています。特にディープフェイク画像や動画は、過去よりも精巧に作られ、社会に大きな影響を及ぼしています。
今回のコラムではディスインフォメーションの影響とその対策について解説します。

偽情報の増加とその影響

2016年頃からSNSを中心にディスインフォメーションが使われるようになり、近年では生成AIを活用した精巧なディープフェイクが増加。例えば、2024年の台湾総統選挙や米国大統領選挙では、候補者を攻撃する偽情報が確認されています。また、フェイク音声を使った選挙介入や、ハリウッドセレブの意見を捏造した画像が拡散される事例もあります。

こうした偽情報は選挙や政治に悪用されるだけでなく、民主主義の基盤を揺るがしかねない深刻な問題です。

対策の取り組み

政府は、ディープフェイクを判別する技術や「オリジネーター・プロファイル」の開発を支援するなど、健全な情報環境の整備を進めています。しかし、最も重要なのはユーザー自身のリテラシー向上です。

偽情報に対処するための心得

真偽の確認
特定の国や主義を利する情報を見たときは、一度立ち止まり、ファクトチェックツールを活用する。

拡散しない
怪しいコンテンツは共有を控える。

感情を冷静に判断
感情を揺さぶられる情報に出会った際、その感情が操作されていないか自問する。

多様な情報源の活用
複数の信頼できる情報源を普段から確認し、情報の確度を高める。

生成AIの進展により情報の信頼性が揺らぐ今、個々の冷静な対応とリテラシーの向上が、バランスの取れた情報環境の構築に繋がります。感情に流されず、慎重に情報を扱う習慣を身につけましょう。

結論:インターネット上の情報は必ずファクトチェックを!


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