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CIBOKとセキュリティ

2025年08月27日

CIBOK(Cybercrime Investigation Body of Knowledge)とは、サイバー犯罪の捜査・調査に必要な知識・技能・姿勢を8つの知識領域に分け、さらにそれらの理解を深める豊富な参考文献を提供するものです。2016年に初版が策定され、2025年5月には第2版が刊行され、世界共通の原則と最新の事例を取り込んだ充実した内容としてリリースされました。CIBOKは、また、トレーニングカリキュラムの開発や個人の能力を客観的に評価する枠組みも備えています。
今回のコラムでは、CIBOKの有用性や活用方法について解説します。

CIBOK Webサイト

CIBOKでのフレームワークは、法執行機関のみならず、民間のセキュリティ担当者にもきわめて有用です。例えばCSIRTやリスク管理部門、あるいはCISOといった職務に携わる方々にとって、業務の位置づけや自組織の課題を整理するための「地図」として機能します。8つの知識領域を軸に、自らの強みや欠落を把握し、計画的に能力開発や組織構築に取り組める点は、セキュリティ責任者やセキュリティコンサルタントにとって大きな支援となります。

さらに、第2版には官民両視点の最新ケーススタディが追加されており、実践現場への応用が容易になりました。具体的な組織改善や対応プロセス設計にあたっては、これらの事例に沿ってストーリーを描くことで、説得力のあるセキュリティ対策が可能です。
研修設計の観点でも、CIBOKの構造は非常に有用です。客観的評価指標となる8知識領域と参考文献体系を用いることで、研修成果の測定も明確に行えます。組織の成熟度診断やギャップ分析にも役立つでしょう。

CIBOKは単なる技術指南書ではありません。「プロジェクト管理」や「組織運用」といった領域も含めた包括的な枠組みであり、サイバー犯罪対応能力を社会インフラとして向上させるための公共知財として位置づけられています。

セキュリティに携わる方々にとってもCIBOKは、ひとつのガイドラインとなるでしょう。

結論:CIBOKでサイバー犯罪対応の基礎を学ぼう!


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